経営手法を展開するためのニーズ
自動車生産の全工程のうち、ごく限られた部分に特化するということは、このフィリピンの例のように「協力会」形成のきっかけを生み出さなかったり、たとえ形成されても、それは一部の部品、一部の中古車情報や製品の技術の範囲に限られたりすることになり、それが日本の国内で形成されているような部品購買の「網目」のように広い裾野を持つかどうかは疑問です。
現地において、日本国内でイメージされているような経営手法を展開するためのニーズが希薄であるために、そうした背景から切り離して「協力会」という制度だけを移転しようとしても、これをスムーズに行い得ないのはむしろ当然でしょう。